【未経験エンジニア】転職にどこまでスキルを身につける必要あるか

最近、転職希望者から「未経験からエンジニア転職するにはどこまでスキルを身につければいいのか」という質問をいただきます。

そこで今回は私なりにここまでは最低限身につけて欲しいスキルをまとめてみました。

必要スキル

  • HTML
  • CSS
  • CSSフレームワーク(Bootstrap、Tailwind)
  • JavaScript
  • Jquery
  • MVCフレームワーク(LaravelやRuby on Rails)
  • バージョン管理:Git
  • Linuxコマンド
  • データベース:Mysql

HTML、CSS

以下のサイトに載っている基本的なタグを使って画面を作成できる。

以下の画像のコーディングはできるようにしておいた方がいいでしょう。

ただし、HTMLとCSSはできて当たり前のものなので採用面談などで聞かれることは少ないかと思います。

CSSフレームワーク(Bootstrap、Tailwind)

CSSフレームワークにはBootstrapやTailwindなどがあります。

こちらは簡潔にレイアウトを作るためにとても便利なもので管理画面などによく使われています。

BootstrapかTailwindどちらでもいいと思いますが、どちらか1つは知っておいた方がいいかなと思います。

こちらも上記の画像のレベルのものが作れるといいでしょう。

JavaScript(Jquery)

getElementById()で要素を操作したり、ボタンを押下した時の動作した時にアクションを起こすon clickなどのイベント操作はできておいた方がいいでしょう。

JavaScriptを使って、TODOアプリ(作成、一覧、削除)が作れるといいかもしれません。

また、jsの昔から使われているフレームワークJqueryを利用している現場も多いかと思います。

JavaScriptで作ったTODOアプリをJqueryで作り直してみるといいでしょう。

MVCフレームワーク(LaravelやRuby on Rails)

代表的なフレームワークにPHPのLaravelやRubyのRuby on Railsなどがあります。

ポートフォリオはフレームワークを使って制作するのがいいでしょう。

ポートフォリオでは最低限ログイン機能やCRUD機能が備わっている必要があります。

Web系企業の採用の際は上記の機能がないポートフォリオは採用対象外となってしまう可能性があります
(これまで私が見てきた数十名の採用面談者の皆さんのポートフォリオには備わっていました)。

Git

個人で使うレベルの知識は求められるでしょう。

git init、git branch、git status、git add、git commit、git push、git pull、git checkout(git swicth)は知っておきましょう。

また、Githubで出てくるリモートリポジトリ、プルリクエスト、マージ、コンフリクトなどの単語も知っておくと直良しです。

Linuxコマンド

以下のコマンドは覚えておきましょう。

cd,ls,mv,cp,mkdir,touch,rmdir,rm,pwd,cat,chmod,less

ちなみに入力途中でTabキーを押すと補完できます。便利なので覚えておきましょう。

データベース:Mysql、PostgreSQL

select,insert,update,delete文が使える。

テーブルの関係性(外部キーの理解)

ER図が書ける

サーバーデプロイ(EC2、さくらVPSなど)

作ったポートフォリオを公開できる。

上記のレベルは最低限あった方がいいかなと思うスキルになります。

さらに高みを目指す人へ

また必須ではありませんが、やっておくと周りのエンジニアと1つ突き抜けられるスキルが以下になります。

  • Sass/Scssの利用やCSS設計の理解(BEM、FLOCSS)
  • JavaScriptフレームワーク(React、Vue)を使ったポートフォリオ
  • テストコード
  • CI/CD
  • サイトの独自ドメイン、SSL化

ここまでやろうとするとかなり時間もかかってしまいますし、正直入社してから使用しない場合もあります。

やりたい方は是非挑戦してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

未経験から転職をめざす人にとって、最低限だけでもかなりのボリュームになります。

早くても半年以上はかかるのではないでしょうか?

最近は転職希望者が増えている影響で転職に求められるレベルが高くなっている気がします。

ただし、上記に記載したものが絶対ではありません。正直なところ、求められるレベルは現場によって変わります。ポートフォリオができた段階でどこかの企業に応募してみるのもいいかもしれません。

本記事を参考に、転職活動頑張ってください。